住めば住むほど 大好きな家
子どもたちが巣立つ時期を迎えた50代の夫婦。
住まいは木造二階建て、築22年。
生活の中で大切にしていることは「心地よさ」と「快適さ」。
お気に入りに囲まれた、何気ない暮らしがモットー。
目指したのは、安心安全で、明るくて心地のいい空間。
子どもたちが大きくなり、親の介護を経験しながら感じたリフォームの必要性。
自分たちの「これから」を、もっと楽しく、
存分に味わうために「そのうち」しなければいけないリフォームを10年先取り。
今も大事。老後も大事。
50代は「安全で快適なリフォーム」を考える大きなタイミングなのかもしれません。
築22年の我が家、使い慣れた安心感はあるものの、あちこちがくたびれた印象なのも事実。
3人の子供も大きくなり巣立ちの時期を迎え、50代夫婦2人というコンパクトな単位でキッチン周りを再考。
これまでのような大量消費、大量収納ではない、適量消費、適量収納のスタイルに整理収納アドバイザーの感覚が存分に発揮されています。
使いやすくて安全、快適なキッチンが完成しました。
Before
当時選んだのはウレタン塗装の無垢のフローリング。当初は満足していたものの時間とともに剥がれが気になるように。
実は今回のリフォームで一番直したかったところ。
After
壁と床の雰囲気でこんなに印象が変わるとは。
心地よさが格段にUP、夫婦共にキッチンにいる時間が目に見えて増えました。
Before
しまい込んでいたモノを整理し吊り戸棚を無くして開放的に。
収納量はあったものの、踏み台に乗らないとモノが取れない吊り戸棚は、これからの暮らしには危険と判断し、撤去。
After
使い勝手が良くお気に入りの食器棚は取っ手を付け直しそのまま利用。 隣には同じ高さの作り付け棚を。米櫃、根菜類、レンジ上のオーブントレイが収まる専用スペースまで。 可動棚で今後も進化させられる設計は、整理収納アドバイザーならではのアイディア。 スッキリした印象のタイルが清潔感がよりアップ。
Before
片側を塞いでいたキッチン入口のゴミ箱をビルトイン。
After
引き戸は開け放って、オープンキッチンのような開放感を。
一度使うとやめられない
「もうちょっと回しておこう」で、消し忘れることの多かった換気扇。コンロを使うと自動的に作動する連動機能は、つけ忘れなし、消し忘れなしの快適さ。
明るい作業台誕生
ちょっとしたディスプレイスペースにもなる、作り付け棚。吊り戸棚が無くなった分、垂直方向の開放感がアップ。お気に入りの鍋が並んでご満悦。曰く「料理がしたくなるキッチン」。
身体に合わせて+2cm
キッチンを80cm
から82cm に。(身長や床の材質、キッチンマットやスリッパの使用有無によってベストな高さはご家庭それぞれ)たった2cmの違いなのに、とても作業しやすい。上品なツヤのタイルで朝が1トーン明るく。
サブウェイタイル
キッチンの壁のタイルは、名古屋モザイクタイルの「ひだS」。目地は吟味した「すずいろ/
3mm」の設定で夫が直々に施工。ステンレスのコンセントカバーとの相性も◎。
食器棚は再利用
サイズ感や使い心地がお気に入りだった食器棚は、扉と引き出しに新たに取っ手を取り付けてそのまま現役続行。全てを新しく、ではなく気に入っているものはさらに磨き上げて使う、という知恵も。
身体に合わせて+2cm
キッチンを80cm
から82cm に。(身長や床の材質、キッチンマットやスリッパの使用有無によってベストな高さはご家庭それぞれ)たった2cmの違いなのに、とても作業しやすい。上品なツヤのタイルで朝が1トーン明るく。
取っ手形状、実は重要
逆手タイプの引き出しは見た目スッキリでも、実は力が入りにくく手や指に負担がかかるデメリットが。これからのことを考えて、しっかり握って引っ張るバー式というタイプの取っ手を選定。
足元スライド収納
前のシステムキッチンにはなかった足元スライド収納は収納力抜群。引き出すと全体を概観できるのが大きなポイント。吊り戸棚を無くすタイミングで収納物の総ざらいと収納場所の再構築ができたメリットも。
ちょっとした使い勝手
じゃがいもや玉ねぎなどの根菜類を置くスペースを確保。大きさ、高さ、素材など全ての根拠は、主婦であり整理収納アドバイザーだからこその知恵とアイディアの結晶です。